カジノディーラー養成スクール 会社員との両立は可能?

こんにちは。しぇんばお。です。
今日は私が2017年に卒業した「日本カジノスクール」生活について書きます。
6年経っているので、現在の内容と違っている箇所はご了承願います。
入学を目的とした“きれいごと”―表向きではないリアルな事も書きますので、以下のような方は参考にしてください。

  • 今、入学を迷っている方
  • カジノディーラー養成学校って何をするの?と興味がある方
  • どんな人が入学する?
  • 学校生活は?
  • その後の進路は?

最近は、副業、複業が一般化しています。また、リスキリングも注目されています。何かをしながら通う、という人が時代的に増えてきそうですね。会社員をしながらのスクール通学両立は可能か?という事も述べます。

学校選び

カジノディーラーになるには主に以下のようなルートがあります。

  • 日本のカジノディーラー養成学校に入学する
  • ワーキングホリデーを利用し、海外でカジノディーラーとして働く
  • いきなり日本のアミューズメントカジノで働きながら実技を習得する

私は日本初のディーラー養成学校で歴史があったのと、在学中・卒業後のサポート体制などを考慮して「日本カジノスクール」に入学しました。

私が入学式に参加した際は6人くらいの同期がいました。もっともスクールは3か月コース、1年コースと学ぶ期間を自分で選べるので、卒業式と入学式が頻繁に行われています。私は4月入学の1年コースでしたが、卒業時は20人以上いました。そんなわけで常に生徒が入れ替わります。

受講生の年齢、バックグラウンドは本当にさまざまで私のような会社員から高校卒業後の人、元アイドル、プロ雀士、退職後趣味でやっている方、著名な学者など多種多様でした。

どんな授業?

授業は基本的に実技(ルーレット、ミニバカラ、ブラックジャック)と座学(英語、ホスピタリティ、カジノ文化)。ポーカーやギャンブル依存症講座はオプションで別料金です。

実技は受講の最後に厳しい実技試験が待っています。採点者2名の前で、一連のディーリングをしますが、これが本当にしんどかったです。めちゃくちゃ緊張するし、さらに追試は課金されるのでプレッシャーもあって。

私はルーレットが苦手で、何度も試験に落ち、会社帰りにスクールに寄っては閉館時間まで一人で根詰めて復習していたことがあります。あまりに受からず気分が落ち込んでいる時は同期に弱音を吐いては励ましてもらっていました。

実技に強くなるには普段からトランプとチップをよく触っていて扱いに慣れることが非常に重要です。帰宅後はシャッフルしたり、チップを触ったり、スキマ時間があれば練習するよう心がけていました。あとは、試験管に負けない肝の据わりよう。ルーレットの試験に受かった時は「試験官を着ぐるみだと思おう」とリラックスしてディーリングした時でした。

座学のペーパー試験に関しては、私は実技よりもよっぽど楽でした。英語の試験は実際に口頭でルールを説明するのですが、中学英語レベルの文法や単語が頭に入っていれば、丸暗記で乗り越えられると思います。

実技試験はある程度無理をしても、早めに受かったほうが、年間後半の気持ち的にも楽になります。私はルーレットの実技試験を卒業間近までひっぱってしまい、あせっていました。その分、配当の練習を多くこなして計算スピードがだいぶ上達した、というメリットはありましたが。

会社員生活との両立

3か月コースの人はこの実技と座学を一気にこなすので、大変そうでした。ある3か月コースの人が「1年コースの人はディーリングのスタイルが違う。なんか優雅」と言っていました。実技試験もその期間に受からなければならない、というプレッシャーがかかります。

その点、1年コースは余裕をもって受講できますが、それでも週2回くらい退勤後に通学し、毎週土曜も通学するのは今考えたらハードでしたね。仕事が遅くなると授業途中からの受講になり、最後までついていけず結局また別日に補講を受ける、なんてことも。会社員と両立する場合は、授業開始時間に間に合うよう仕事をスケジューリングすることが必須です。家、職場からスクールまでの距離も近いほどベターです。

土曜の受講は気持ち的にも楽で受講人数も2名だったので、授業中もゆっくり練習でき楽しかったですね。毎週土曜日の自由時間がなくなるわけですが、夜受講の慌ただしさとは時間の流れ方が全然違って、まったく苦にならなかったです。

そのほか学校生活

授業以外の学校生活ですが、卒業生も参加可能なチャンピオン大会や夏のBBQ、クリスマスパーティーなどイベントが豊富です。毎回豪華景品の出るカジノのゲームをしますが、授業の実践にもなるし、ゲーム好きな生徒が集まっているので盛り上がります。

卒業生や講師陣と交流を広げたり深めたりことができます。お酒が入ると、講師の意外な話なんかも聞けたりして楽しかったですね。私は卒業してから同期の人とユニットを組み、クリスマスパーティーでダンスと歌でパフォーマンスをしたことがありますが、非常にいい思い出です。

学校生活で得られたもの

一番は「人のつながり」です。苦しい実技試験を乗り越え、ずっと付き合っていける友人は学校でしか得られません。卒業後にアミューズメントでデビューした時も、同期や先輩が半分ひやかしで応援に来てくれたり、学校主催のパーティーに一緒に参加して近況を話したり。個人でビジネスをやっている社長さんに仕事相談したり、海外のカジノに一緒に遊びに行ったり。

海外のカジノで活躍している人の話を聞くのも刺激を受けます。卒業後は「クルピエ」という制度に登録すれば、イベントやアミューズメントでの勤務が可能になります。こういったところで、一緒に学んだ人と仕事現場でまた会えるのはうれしいことです。

卒業後の進路

人によります。上述した「クルピエ」制度に登録することで、客船やイベントの仕事、アミューズメントでの勤務が可能になります。客船の仕事は人気があり、希望すればできる、というものでなくその時の空き状況や希望する人のステータス(就労状況)などによっても変わります。

私の代はシンガポールのマリーナベイ・サンズに就職する人がすごく多い年で、10数人位いたかと。日本にIRがオープンすることを見据えると、やはり海外のリアルカジノでの経験は積んでいたほうがいいかと思います。海外で就職しなくても、卒業後ラスベガスの研修に参加している人も多かったです(私は会社員だったので行けずでした)

現在スクールでは韓国での3か月研修プログラムを実施しています。カナダへのワーキングホリデーにも応募することができます。海外で経験積みたい人もまずはスクールに入ってみるとそこから海外への道はいろいろ開かれています。

まとめ

今、入学を迷われている方、まずは説明会や体験会に気軽に行ってみるといいと思います。あとは、身近なアミューズメントカジノに行ってみるとイメージがわきやすのでは?

私はカジノスクールに入学してよかったと思います。会社員との両立は多少ハードでも自分の好きな分野を学んでいると思えば苦にならないでしょう。これから入学される方、心より応援しています!

  • 会社員との両立はできなくなないが、仕事のスケジューリングが必要。
  • スキマ時間でなるべくカードとチップに触れるようにする。
  • 実技試験はなるべく早く受かると気持ち的に楽。
  • かといって根詰めるとうまくいかない。程よくリラックスして対策&本番を。
  • 学校生活はイベントが豊富で楽しい。
  • 学校でしか得ることのできない人とのつながりは人生を豊かにしてくれる。
  • 海外経験を積む前段階としてカジノスクールで学ぶ意味は大いにある。

無事卒業し、クルピエに登録した私は週末にアミューズメントカジノ、単発でイベントの仕事をしました。次回は「副業・複業としてのカジノディーラー」について書きます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
No More Bet。続きはまた次回。

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